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【最新版】管理不全空き家の対策は?所有者が知るべき方法と注意点

空き家

山本 健太

筆者 山本 健太

不動産キャリア11年

大手ハウスメーカー営業を7年、大手FC不動産仲介会社を2年経験し開業。
不動産仲介業を軸にドクターの開業支援に取り組んでいる。
相続や土地活用事業にも知見を持ち、多方面からの情報取得に強み。

当社の強みは『課題解決力』です。
不動産取引において、金額だけが重要ではありません。多岐にわたる考慮すべきポイントを先回りして提示・解決することに付加価値を感じていただけるよう、努めてまいります。

使われていない実家や、相続予定の空き家をそのままにしていて大丈夫だろうか。
そう不安を感じている方は少なくありません。
特に近年は、管理不全空き家や特定空家等として行政から指導を受けるケースが増えつつあり、空家対策特別措置法の改正によって、所有者の責任は一層重くなっています。
しかし、あらかじめ仕組みと対策方法を知っておけば、必要以上に怖がる必要はありません。
この記事では、管理不全空き家とは何かという基礎知識から、日常の管理方法、費用や税金への影響、そして現実的な対処の考え方まで、所有者の方が押さえておきたいポイントを順番に解説します。
ご自宅や相続予定の不動産を、安心して次の世代へつなぐための第一歩として、ぜひ最後までお読みください。

本記事では、名古屋市千種区の不動産特化した地域密着型の不動産会社千種区不動産売却専門センターが、

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空き家管理

管理不全空き家とは?所有者が知るべき基礎知識

管理不全空き家とは、建物や敷地の管理が不十分で、このまま放置すると周囲の生活環境に悪影響を及ぼすおそれがある空き家のことです。
空家対策特別措置法では、既に周囲に著しい悪影響を及ぼしているものを「特定空家等」として区分し、管理不全空家はその一歩手前の段階と位置づけられています。
令和5年12月13日に施行された法改正により、この管理不全空家が新たに制度上明確にされ、自治体が早い段階から対応できる枠組みが整えられました。
この改正によって、所有者には従来よりも一層、日常的な管理と早めの対策が求められています。

空家対策特別措置法では、空き家全般を「空家等」、中でも危険性が高いものを「特定空家等」、その予備軍となるものを「管理不全空家等」と段階的に整理しています。
特定空家等は、倒壊の危険や衛生上の有害性、著しい景観の悪化などが既に顕在化している状態とされ、助言・指導に加え、勧告や命令、最終的には行政代執行まで行われる可能性があります。
一方、管理不全空家等は、今後特定空家等になり得る状態に着目し、早期の指導や勧告によって悪化を未然に防ぐことが目的です。
このように区分が明確になったことで、所有者にとっても自分の空き家の状態を把握しやすくなり、計画的な管理や活用の重要性が高まっています。

改正後の空家対策特別措置法では、所有者に対して空き家を適切に管理する責務が明確に位置づけられ、放置を前提とした所有は一段と認められにくくなっています。
特に、管理不全空家等や特定空家等に該当すると判断されれば、市区町村からの助言・指導に続き、改善を求める勧告や命令といった行政対応が段階的に行われます。
管理不全空家等に対して勧告を受けた場合、その敷地について固定資産税の住宅用地特例が解除される可能性があり、税負担が大きく増える点も、所有者が必ず理解しておきたい重要なポイントです。
こうした制度の仕組みを早めに把握し、日頃から建物と敷地の状態を確認しておくことが、無用なリスクと費用負担を避ける第一歩になります。

区分名 主な状態 所有者への影響
空家等 人が常時不在の建築物 適切な管理努力が必要
管理不全空家等 放置で悪影響おそれ 指導や勧告の対象
特定空家等 既に著しい悪影響 命令や代執行の可能性
LINEでかんたんお問い合わせ24時間いつでもお問い合わせ可能です

管理不全空き家にしないための具体的な管理方法

管理不全空き家への指定を避けるためには、まず建物と敷地の状態を定期的に確認することが重要です。
具体的には、外壁や屋根のひび割れやはがれ、雨どいの外れ、窓ガラスの破損など、倒壊や雨漏りにつながる部分を重点的に見ていきます。
あわせて、雑草の繁茂やごみの散乱、越境した枝木、動物のすみつきや糞害がないかなど、周囲への悪影響につながる点も確認します。
このような点検を定期的に行うことが、管理不全空き家への指定を未然に防ぐ第一歩になります。

建物内部の適切な管理も、管理不全空き家を防ぐうえで欠かせません。
国土交通省の情報でも、空き家の適切な管理として、定期的な通気・換気や通水、清掃、庭木の枝払い、雑草の除去などを継続して行うことが示されています。
具体的には、定期的に窓を開けて換気を行い、カビや結露を防ぐこと、水道の蛇口を少しずつ開けて通水し、さびや悪臭を防ぐことが大切です。
あわせて、玄関まわりの清掃やポスト内の整理、防犯上見通しを確保するための庭木剪定なども、近隣への配慮と防犯対策の両面で効果があります。

所有者が遠方に住んでいる場合や高齢で頻繁な訪問が難しい場合には、家族や専門業者、見回りサービスなどの活用も検討すると安心です。
国土交通省の資料でも、自ら管理が困難なときは、空き家管理を行う事業者などの活用が紹介されており、所有者の負担軽減と近隣トラブルの防止につながるとされています。
また、点検日や実施した作業内容、撮影した写真などを記録として残しておくことで、いざというときに適切な管理を行ってきたことの説明がしやすくなります。
このように、自主管理と外部サービスの活用、そして記録の保管を組み合わせることで、無理のない安定した空き家管理がしやすくなります。

管理内容 主な確認・作業項目 頻度の目安
建物外周の点検 外壁ひび割れ・屋根破損・雨どい外れ 年数回の目視点検
敷地・庭の管理 雑草除去・ごみ整理・越境枝剪定 草木の成長期中心
屋内環境の維持 換気・通水・室内清掃・通電確認 数か月ごとの実施
外部サービス活用 見回り依頼・写真報告・作業記録保管 訪問困難時に随時

管理不全空き家がもたらすリスクと費用面の影響

まず、管理不全空き家を放置した場合のリスクを正しく理解しておくことが大切です。
国土交通省の資料では、老朽化した空き家は倒壊や外壁・屋根材の落下による人身事故、地震時の倒壊による周辺への被害など、防災上の危険が指摘されています。
また、管理が行き届かない建物は放火などによる火災の発生、不法侵入やごみの不法投棄を誘発し、防犯や衛生の面でも地域に悪影響を及ぼします。
さらに、雑草の繁茂や建物の破損が進むことで、景観の悪化や近隣住民の生活環境の悪化にもつながり、所有者に対して損害賠償を求めるトラブルに発展する可能性もあります。

次に、管理不全空き家や特定空家等への指定が税負担に及ぼす影響を確認しておきましょう。
改正空家等対策特別措置法では、管理不全空家等として市区町村から勧告を受けた場合、土地に適用されている住宅用地特例が解除され、固定資産税の軽減措置が受けられなくなります。
この住宅用地特例が外れると、土地の固定資産税が最大で約6倍になるケースがあると解説されており、特定空家等と同様に大幅な税負担増につながるおそれがあります。
そのため、日頃から適切な管理を行い、自治体からの指導や助言の段階で改善しておくことが、税負担増を回避するうえで重要になります。

費用面では、維持管理費や修繕費と、放置による資産価値の低下を比較して考える必要があります。
空き家は、固定資産税や火災保険料に加え、清掃・草刈り・小規模修繕などの維持管理費が継続的にかかり、状態によっては修繕費が数万円から数十万円に達する場合もあります。
一方で、長期間放置して老朽化が進むと、「通常の手入れをしていれば不要であった大規模修繕」や解体費用が必要になったり、資産価値が大きく下がって売却価格が伸びないといった損失が生じます。
こうした点を踏まえると、一定の維持管理費を計画的にかけることは、結果として余分な出費や資産価値の大幅な目減りを防ぐための「必要な投資」と考えることができます。

項目 放置した場合の影響 適切に管理した場合
安全面 倒壊や落下物による事故リスク 構造劣化の早期発見と事故予防
近隣環境 防犯悪化と景観の大きな低下 地域景観の維持とトラブル予防
税金・費用 固定資産税増加と高額修繕・解体費 税負担増の回避と計画的な維持費

所有者が取れる現実的な対策方法と行政窓口の活用術

まずは、現在の空き家の状態と、ご自身の資金力や今後の利用予定を整理することが重要です。
現状を踏まえたうえで、自主管理を続けるのか、賃貸などの活用を図るのか、売却や解体を検討するのかといった方針を比較検討します。
併せて、相続した土地を一定の要件のもとで手放せる「相続土地国庫帰属制度」の利用可能性も確認しておくと、長期的な管理負担の見通しが立てやすくなります。
それぞれの選択肢には費用や手続の違いがありますので、早い段階から情報収集を進めることが大切です。

建物の老朽化が進み、管理不全空き家に近い状態と感じたときは、応急的な安全確保と早期相談が欠かせません。
具体的には、倒れそうな塀やぐらついた屋根瓦の有無を確認し、立入禁止の表示や簡易な補修など、可能な範囲で危険箇所を減らします。
そのうえで、空家対策特別措置法に基づく相談窓口を設けている自治体の担当部署や、法務局、専門家団体などに連絡し、必要な手続や支援制度の有無を確認します。
管理状況に不安がある段階で早めに相談することで、行政からの指導や勧告に至る前に、現実的な改善策を取りやすくなります。

長期的な空き家管理計画を立てる際には、今後の居住予定者や相続人の意向を確認しながら、維持管理と処分の両面を見据えておくことが重要です。
例えば、定期的な点検や修繕の実施時期、必要となる概算費用、将来的に売却や解体、国庫帰属制度を検討する目安時期などを、一覧にして整理しておくと判断しやすくなります。
また、相続が発生した際に所有者不明土地とならないよう、相続登記の申請義務化や相続土地国庫帰属制度の内容を理解し、遺言や生前の話し合いを通じて方針を共有しておくことも有効です。
こうした備えにより、管理不全空き家への移行や、税負担・トラブルの長期化を予防しやすくなります。

検討ステップ 主な内容 相談先の例
現状把握 建物劣化状況と費用整理 自治体相談窓口
方針決定 活用・売却・解体等比較 不動産専門家
長期計画 相続・国庫帰属も含め検討 法務局や専門家

まとめ

管理不全空き家は「まだ問題が起きていないから」と放置すると、ある日突然、行政指導や税負担増、近隣トラブルに発展するおそれがあります。
早い段階で現状を整理し、日常の点検や清掃、防犯対策を行うことが、資産価値と安心を守る近道です。
「自分の空き家は大丈夫だろうか」「何から手を付ければよいか分からない」と感じた方は、ぜひ一度当社へご相談ください。
状況に合わせて、管理方法の見直しから活用・売却・解体の検討まで、わかりやすく丁寧にサポートいたします。


この記事の執筆者

このブログの担当者 山本健太 

大手ハウスメーカー営業を7年、大手FC不動産仲介会社の店長を2年経験。不動産仲介業を軸に相続や空き家対策、土地活用事業に知見を持ち、多方面からの情報取得に強みを持つ。

当社の強みは問題解決力です。お客様の多岐に渡る不安や悩みに対し、迅速に対応・提案いたします!

信頼できる新しい時代の不動産のパートナーとして邁進してまいります。

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