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【10分でわかる】名古屋市の浸水ハザードマップとは?自宅の調べ方とリスク確認のポイント

大雨 名古屋

自宅が災害で浸水したらどうなるのか。
なんとなく不安はあっても、具体的にどの程度のリスクがあるのかを把握できている方は多くありません。
そこで役立つのが、名古屋市が公表している浸水ハザードマップです。
しかし、自宅周辺の危険度をどのように調べるのか、紙とウェブ版の違いや色分けの意味など、最初は分かりにくい点も多いはずです。
この記事では、名古屋市の浸水ハザードマップを使って自宅のリスクを確認する具体的な調べ方から、浸水深の見方、日頃の備えへの活かし方まで、順を追って分かりやすく解説します。
名古屋で暮らすご家族の安全を守るために、まずは自宅の浸水リスクを一緒に確認していきましょう。

名古屋市の浸水ハザードマップの基本

名古屋市では、水害リスクを分かりやすく伝えるために「なごやハザードマップ」を公表しています。
この中で浸水に関する地図は、河川の氾濫を前提とした洪水ハザードマップ、下水道や排水能力を超える雨による内水氾濫ハザードマップ、海からの水位上昇を想定した高潮ハザードマップに分かれています。
それぞれ、想定し得る最大規模の降雨や高潮を前提として、浸水範囲、浸水深、浸水継続時間、避難場所などが示されており、自宅周辺の水害リスクを総合的に確認できる仕組みになっています。
まずはこれらの違いを理解しておくことで、自宅にどの種類の浸水リスクがあるかを整理しやすくなります。

なごやハザードマップには、市が各家庭に配布している紙の防災ガイドブック版と、市公式サイトから閲覧できるウェブ版があります。
紙版は、洪水・内水氾濫・高潮などの浸水ハザードと、避難情報や非常持出品リストなどが一冊にまとめられており、停電時にも確認しやすいことが特徴です。
一方、ウェブ版は、地図を拡大縮小しながら自宅周辺を詳しく確認でき、浸水の種類ごとに地図を切り替えたり、必要な情報だけを重ねて表示できる点が便利です。
普段の備えとしては紙版を手元に置きつつ、より細かく確認したいときにはウェブ版を併用する使い分けがお勧めです。

名古屋市で浸水ハザードマップが重視されている背景には、近年の記録的な大雨や台風による水害の増加があります。
全国的に激甚な水害が毎年のように発生している状況を受けて、水防法が改正され、想定し得る最大規模の洪水や内水氾濫、高潮に基づく浸水想定区域の指定とハザードマップの作成が進められてきました。
加えて、宅地建物取引業法施行規則の改正により、不動産取引の場面でも水害ハザードマップを使ったリスク説明が義務化され、水害リスクを事前に把握することの重要性が高まっています。
自宅を守るためには、こうした制度改正の流れも踏まえながら、なごやハザードマップを積極的に活用していくことが大切です。

種類 主な想定要因 確認できる主な情報
洪水ハザードマップ 河川の氾濫 浸水範囲と浸水深
内水氾濫ハザード 下水道の排水能力超過 浸水継続時間と深さ
高潮ハザードマップ 海の水位上昇 浸水区域と避難場所

自宅の浸水リスクをピンポイントで調べる手順

まずは「なごやハザードマップ」のページを開き、地図画面上部の検索欄に自宅の住所を入力します。
候補が表示されたら該当する住所を選択すると、その地点が地図の中央に表示されます。
次に、画面右側や下部にある拡大ボタンを数回押し、建物の形が分かる程度まで拡大します。
このように住所検索と拡大操作を組み合わせることで、自宅周辺の浸水状況を細かく確認しやすくなります。

自宅位置を表示できたら、画面上の表示切替メニューから「洪水」「内水氾濫」「高潮」などの地図を選びます。
地図を切り替えるたびに、自宅の位置に重ねて浸水の範囲や深さがどのように変わるかを見比べることが重要です。
あわせて、凡例で色ごとの浸水深を確認し、自宅の敷地や周辺道路がどの色に含まれているかを丁寧に確認します。
この比較により、どの種類の水害に対して特に注意が必要かを把握できます。

さらに、スマートフォンやパソコンで確認するときは、位置情報機能や画面保存の方法にも気を付ける必要があります。
位置情報を利用する場合は、事前に端末や閲覧ソフトの設定で利用を許可し、現在地表示機能を活用します。
確認した画面は、印刷機能やスクリーンショットを使って保存しておくと、災害時にすぐ見返すことができて安心です。
特に停電や通信障害に備えて、紙に印刷した地図を自宅で保管しておくと、いざというときの行動計画に役立ちます。

調べる場面 主な操作方法 確認しておきたい点
自宅の場所特定 住所検索と地図拡大 建物位置と周辺道路
浸水種類の比較 洪水等の地図切替 浸水範囲と浸水深
情報の保存 印刷や画面保存 家族で共有しやすい形

色分け・数値から読み取る浸水深と危険度の見方

なごやハザードマップでは、浸水の深さを色分けした凡例で示しており、自宅周辺がどの程度浸水する可能性があるかを一目で把握できるようになっています。
浸水深は、洪水や内水氾濫、高潮などの要因ごとに想定された最大規模の降雨や高潮を前提に、シミュレーションで算出された結果が反映されています。
まずは画面端に表示される凡例を確認し、自宅が塗られている色と凡例の数値区分を照らし合わせることで、概ね何m程度の浸水が想定されているかを把握することが重要です。
色が付いていない場所であっても、周辺との高低差や道路形状などを合わせて確認し、雨水が集まりやすい地形かどうかを意識しておくと、より理解が深まります。

次に確認したいのが浸水継続時間と避難情報欄です。
名古屋市の内水氾濫ハザードマップでは、想定し得る最大規模の降雨により下水道や中小河川が氾濫した場合の浸水範囲、浸水深に加えて、浸水がどの程度の時間続くかを色分けして示しています。
例えば「概ね12時間未満」などの区分があり、長時間浸水が続く地域では、建物の浸水被害だけでなく、電気設備やライフラインへの影響、長引く避難生活を想定しておく必要があります。
あわせて、避難指示や高齢者等避難といった警戒レベルの情報と照らし合わせ、自宅が浸水想定区域に含まれる場合には、どの段階で避難行動を開始するかを事前に家族で話し合っておくことが大切です。

想定浸水深ごとに備えを考えることも、なごやハザードマップを活用するうえで重要です。
概ね0.5m未満の浸水が想定される場合でも、床下浸水による建物の劣化や電気機器の故障、駐車中の車両の浸水リスクが生じる可能性があります。
1.0mを超える浸水が想定される場合には、1階部分の多くが水に浸かるおそれがあり、早めの立ち退き避難や、2階以上への避難を前提とした備蓄、重要書類や家電の高所保管などを検討する必要があります。
マンションの高層階であっても、エレベーターや駐車場、受変電設備が浸水すると生活への影響が大きくなるため、建物全体の設備配置と浸水深を照らし合わせて、在宅避難と立ち退き避難の両方を想定した準備を進めておくと安心です。

想定浸水深 主な影響の目安 備えておきたい対策
0.5m未満 床下浸水・車両浸水 貴重品高所保管・車移動
0.5m以上1.0m未満 床上浸水・家具被害 家具固定・感電対策
1.0m以上 1階ほぼ水没 早期避難・2階活用
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名古屋で自宅を守るための具体的な備えと活用術

なごやハザードマップで自宅周辺の浸水リスクを確認したら、まず避難先と避難経路を具体的に決めておくことが大切です。
名古屋市では、災害対策基本法に基づき「指定緊急避難場所」と「指定避難所」を区別して指定しており、命を守るために一時的に避難する場所と、一定期間生活する施設が明確に分けられています。
そのため、自宅から徒歩で安全に向かえる指定緊急避難場所と、その後に滞在する可能性のある指定避難所を、事前に家族全員で確認し、実際に歩いて避難ルートを下見しておくと安心です。
あわせて、名古屋市防災アプリや市公式ウェブサイトで最新の避難情報が確認できるよう、連絡手段も整理しておくと、いざというときに迷いが少なくなります。

次に、なごやハザードマップ防災ガイドブックやマイ・タイムラインの様式を活用し、自宅の水害対策計画を紙に書き出しておくと行動しやすくなります。
名古屋市が作成している防災ガイドブックでは、洪水や内水氾濫などの浸水深を確認しながら、家族構成や生活スタイルに合わせて「いつ」「誰が」「何をするか」を時系列で整理できるマイ・タイムラインのひな形が用意されています。
これを利用して、気象情報が発表された段階ごとに、自宅からの避難開始の目安や、高齢者や子どもの移動方法、持ち出し品の内容などをあらかじめ決めておくことで、豪雨時にも落ち着いて行動しやすくなります。
また、作成した計画は冷蔵庫や玄関など、家族全員が見やすい場所に貼り出し、定期的に見直すことで、日常生活の中で防災意識を保つことにつながります。

日頃からできる浸水対策としては、まず自宅内の家具配置や電化製品の位置を見直し、想定浸水深より低い位置に重要な物を置かない工夫が効果的です。
名古屋市では、大雨時の浸水被害を軽減するため、雨水を地中に浸み込ませたり一時的に貯留したりする「雨水流出抑制」に取り組んでおり、雨水タンクや浸透ますの設置に対する助成制度も設けられています。
自宅周辺で可能な範囲で、簡易な止水板の準備や土のうに代わる水のう袋などの簡易水防工法を用意しておくと、玄関やガレージからの浸水をある程度抑えることができます。
さらに、なごやハザードマップは内容が更新される場合があるため、少なくとも年に1回は最新のマップを確認し、自宅の浸水リスクや避難先情報に変化がないかをチェックすることが重要です。

確認しておきたい事項 主な内容 見直しの目安
避難先と避難経路 指定避難場所と徒歩ルート 年1回の家族点検
マイ・タイムライン 豪雨時の行動手順表 家族状況変化の都度
自宅と周辺の対策 家具配置と簡易水防工法 季節の変わり目ごと

まとめ

自宅の浸水リスクは、なごやハザードマップを使えば誰でも無料で確認できます。
住所検索で自宅周辺を拡大し、洪水・内水氾濫・高潮の各地図を切り替えて色分けや数値を確認しましょう。
想定浸水深や浸水継続時間から、1階の安全性や車の置き場所、避難にかかる時間の目安も把握できます。
さらに、防災ガイドブックやマイ・タイムラインを活用することで、避難先や避難経路、備蓄など具体的な行動計画が立てられます。
自宅の浸水リスクについて不安や疑問があれば、当社がお住まいの状況を伺いながら丁寧にご説明し、防災面も踏まえた住まい選びをサポートします。
まずはお気軽にご相談ください。

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この記事の執筆者

このブログの担当者 山本健太 

◇ 保有資格
宅地建物取引士,賃貸不動産経営管理士

◇ キャリア:10年

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