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遺産分割協議の進め方は?相続の注意点についても解説

【5月4週目 編集中】遺産分割協議の進め方は?相続の注意点についても解説

大切なご家族が遺した不動産を相続する際、誰がどのように引き継ぐのか、話し合いの進め方やルールがわからずにお困りではありませんか。
現金のように等分することが難しい不動産は、それぞれの思い入れや利害が衝突しやすいため、親族間で深刻なトラブルへ発展する恐れがあります。
本記事では、遺産分割協議の基本的な知識や開始までの正しい流れをはじめ、起こりやすいトラブルの例と解決策について解説します。
将来的に不動産を相続するご予定があり、円満に手続きを完了させたい方は、ぜひご参考になさってくださいね。

遺産分割協議とは

遺産分割協議とは

遺産分割協議をおこなうにあたり、法的な定義や具体的な進め方をおさえることが大切です。
まずは、遺産分割協議の基礎知識と開始までの流れについて、解説していきます。

法的な定義と目的

遺産分割協議とは、亡くなった方の遺産を相続人全員で話し合い、誰が何を受け取るかを決める手続きです。
相続が始まった直後の遺産は、相続人全員の共有状態となるため、そのままでは管理や手続きを進めにくい面があります。
とくに、不動産は取得する方を決めておかなければ、名義変更や今後の管理が進みにくくなってしまう可能性があります。
そこで協議を通じて、それぞれが取得する財産の内容をはっきりさせることが大切です。
そのため、遺産分割協議は、相続手続き全体を進めるうえで欠かせない話し合いといえます。
協議がまとまった後は遺産分割協議書を作成し、不動産の相続登記や預貯金の払戻しなどに活用します。

遺言書との関係性

遺産分割協議を始める前には、まず遺言書の有無を確認しておくことが大切です。
有効な遺言書がある場合は、原則として、その内容に沿って相続手続きを進めます。
そのため、財産の分け方が遺言で具体的に示されていれば、新たな協議が不要になることもあります。
ただし、遺言に記載のない財産が見つかった場合は、その部分について相続人全員で話し合わなければなりません。
また、相続人全員が納得していれば、遺言と異なる分け方を整えることもできます。
一方で、有効な遺言書がない場合は、法定相続人全員で遺産分割協議を進めることになります。

協議開始までの流れ

協議を始める前には、相続人の確認や財産の整理、必要書類の準備を進めておくことが大切です。
まずは戸籍関係の書類を集めて、誰が相続人に当たるのかを正しく確認します。
相続人が1人でも漏れていると、後の協議書が有効に扱われないおそれがあるため注意しましょう。
次に、預貯金や不動産だけでなく、借り入れ金なども含めて相続財産の全体を整理していきます。
不動産は登記事項や評価額を確認し、ほかの財産とあわせて一覧にまとめておくと、話し合いが進めやすくなります。
あわせて、印鑑証明書など、今後の手続きに必要な書類もそろえておくようにしましょう。

遺産分割協議で起きやすいトラブルと原因

遺産分割協議で起きやすいトラブルと原因

前章では、遺産分割協議の基本や進め方について述べましたが、実際の話し合いでは親族間での対立が起こることも考えられます。
ここでは、遺産分割協議で起こりやすいトラブル事例と、その原因について解説します。

財産評価の認識ズレ

遺産分割協議では、財産をどう評価するかによって、認識のずれが生まれやすくなります。
たとえば、不動産や預貯金は把握していても、未払い費用や借り入れ金の確認が後回しになることがあります。
そのまま話し合いを進めると、公平に分けたつもりでも納得しにくい結果になりかねません。
また、不動産の価値を固定資産税評価額で見るか、市場価格を参考にするかでも意見が分かれやすくなります。
同じ財産でも評価の前提が異なると、特定の相続人が有利に見えてしまい、話し合いが進みにくくなります。
そのため、協議の早い段階で、対象財産と評価方法を共有しておくことが大切です。

分割方法での対立

遺産分割協議では、財産をどの方法で分けるかをめぐって、意見が分かれることも少なくありません。
不動産をそのまま引き継ぐ現物分割は、住み続けたい方の希望に合いやすい一方で、分け方に偏りが出やすくなります。
その偏りを調整する代償分割では、不動産を取得する相続人が、ほかの相続人に金銭を支払います。
ただし、代償金の額や支払時期に納得できないと、かえって話し合いが難しくなることもあるため注意が必要です。
また、不動産を売却して現金で分ける方法は整理しやすい反面、思い入れのある家では意見がまとまりにくくなります。
そのため、法的な条件だけでなく、居住の希望や気持ちの面にも配慮しながら進めることが大切です。

長期化を招く原因

協議が長引く原因として挙げられるのは、評価基準があいまいなまま、話し合いを始めてしまうことです。
財産目録が十分に共有されていないと、新しい情報が出るたびに前提が揺れやすくなります。
また、特定の相続人だけが通帳や権利関係を把握している場合は、情報の偏りから不信感が生まれやすくなります。
その不信感が積み重なると、確認に時間がかかり、落ち着いて話し合うことが難しくなってしまうでしょう。
とくに不動産相続では、管理費の負担や利用状況、今後の活用方法まで論点が広がりやすい傾向があります。
そのため、最初に基準や資料をそろえたうえで、協議を進めることが大切です。

トラブルを防ぐ解決策と対処法

トラブルを防ぐ解決策と対処法

ここまで、よくある対立の原因を解説しましたが、円滑に合意するための対処法もおさえておきましょう。
最後に、トラブルを防ぎ早期にまとめるための解決策について、解説していきます。

協議前の予防策

遺産分割協議を落ち着いて進めるには、後で慌てないように、事前の準備を整えておくことが大切です。
まずは財産目録を作成し、どの財産が対象になるのかを、相続人全員が同じ情報として確認できる状態にしておきましょう。
対象となる財産が明確になると、行き違いを減らしながら、話し合いを進めやすくなります。
不動産の評価や登記の進め方に迷う場合は、早い段階で専門家へ相談しておくと、その後の流れを整理しやすくなります。
また、家族の希望や資料共有の方法をあらかじめ整理しておくことで、協議の場でも確認事項がまとまりやすくなるでしょう。
とくに、相続人が遠方にいる場合は、連絡手段や資料のやり取りの方法を早めに決めておくことが重要です。

調停手続きの流れ

当事者同士の話し合いでまとまりにくい場合は、家庭裁判所の調停を利用する方法があります。
調停では、中立的な立場の調停委員が間に入り、それぞれの意見を整理しながら合意を目指します。
申立ての際は、戸籍類や財産に関する資料など、書類をそろえて提出することが必要です。
手続きでは個別に事情を聞きながら進むこともあり、感情的な対立が強い場面でも論点を整理しやすくなります。
そのため、事実関係を示す資料を準備し、主張の根拠を落ち着いて伝えることが大切です。
あわせて、申立て前に争点を書き出しておくと、その後のやり取りを進めやすくなります。

専門家活用のコツ

円滑に合意を目指すには、状況に応じて専門家の力を取り入れることも大切です。
たとえば、遺言執行者がいる場合は、その役割を確認しながら手続きを進めると流れを整理しやすくなります。
また、登記は司法書士、税務は税理士というように、内容に応じて相談先を分ける方法も有効です。
不動産を含む相続では、合意後の相続登記や名義変更まで見据えて、準備しておく必要があります。
そのため、協議書の内容はできるだけ具体的にまとめ、後の手続きで迷わない形に整えておきましょう。
合意形成だけで終わらせず、その後の名義変更まで見通して進めることが重要です。

まとめ

遺産分割協議は、遺言書がない場合に、相続人全員で財産の分け方を決める手続きであり、相続人が漏れないよう事前の調査が必要です。
実際の協議では、財産評価の基準への認識のズレや、不動産の分割方法をめぐる対立が原因で、話し合いが長引くことがあります。
トラブルを防ぐには、財産目録の作成にくわえ、必要に応じて専門家や家庭裁判所の調停を活用すると良いでしょう。

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